【更新料なし賃貸物件のデメリットは?】もう更新料で悩まない!基礎知識から探し方まで完全網羅

 



この記事のまとめ

賃貸契約の“更新料”について、徹底解説します!

「更新料のかからない賃貸物件」はお得ではありますが、いくつかデメリットがあります。

知らないと損をする更新料の基礎知識から、更新料なし賃貸の探し方まで。

業界歴10年以上・契約実績1000件以上の筆者が、余すことなく説明します!



「更新料なし物件ってお得でいいな~」
「げっ。今月更新月じゃん。やば、かつかつだ。」
「更新料って高すぎない?安くならないの?」

などなど…



このようなお悩みを持ったことがある人は、少なくないはず。


また反対に、賃貸物件を借りるときに「家賃や初期費用」についてはしっかり考えても、

更新料にまで目を向ける機会は少ないのではないでしょうか。


(この記事に興味を持っている時点で、

あなたは賃貸探し中の人たちの中でも、頭一つ抜きんでていますが。)


決して安い費用ではないにも関わらず

“更新料”についての知識って、あまり持っていなくはありませんか?


実は「知らないと損する知識」があるんです。

 

この記事を読んでもらえれば

今後、賃貸契約の”更新”についての悩みが一切無くなりますよ!



これから賃貸探しを始める人更新料に悩まされている人賃貸探し初心者の皆さん

是非お読みいただければと思います。

 


 

【更新料なし賃貸物件の『種類』】※探し方はこちらからスキップ

  1. いい部屋ネットの大東建託

  2. 公的賃貸住宅

  3. 住宅金融公庫物件

  4. 定期借家契約

  5. 短期契約

  6. ビレッジハウス

  7. その他(オーナーの意向)

 




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目次




1.”更新料なし賃貸物件”の4つのデメリット



「更新料なんてもったいない!無料に越したことはないのでは?」


そう思っている人もたくさん居ることでしょう。


しかし実は”更新料なし賃貸物件”の4つのデメリットがあるんです。



すべての物件に当てはまる訳ではありませんが

「自身の検討している物件(もしくは住んでいる物件)がそうかもしれない」

という考えを持っておくことが大切。


まずはデメリットを把握したうえで、選ぶか選ばないかを判断するようにしましょうね!

 

1-1.家賃が割高に設定されているかもしれない



簡単にいうと…

「更新料がかからない分、家賃に上乗せされている」

ということです。


以下の例をご覧ください。

 


【更新料の上乗せについて】


パターン①「家賃10万円」で「更新料1ヶ月」の場合

10万円 × 24ヶ月 + (更新料)10万円 = 『250万円の利益』

 

パターン②「家賃10.5万円」で「更新料なし」の場合

10.5万円 × 24ヶ月 + (更新料)無料 = 『252万円の利益』

 




正直なところ、大家からすれば

同じ250万円の利益が得られれば、どちらのパターンでもいいのです。

 

上記のパターンに当てはまってしまうとすると

むしろ、2年未満で解約する場合は「更新料1ヶ月」の物件の方が”お得”ともいえます。

 

1-2.初期費用が割高に設定されているかもしれない



家賃以外にも、契約の際にはさまざまな費用がかかります。



あわせて読みたい

    この記事のまとめ 賃貸の初期費用の支払いについて、わかりやすく解説します。 「初期費用の期日は?」というところから 初期費用内訳から引越し費、生活費まで。一人暮らしにかかる費用を網羅します![…]


 

家賃・敷金・礼金など、分かりやすい費用以外にも

あの手この手で、オプションを付けて募集されていることがよくあります。

(付帯費用(ふたいひよう)と呼ばれることもあります)



更新料のない物件の場合は、このオプション費用に

「更新料分の利益が上乗せされている可能性がある」ということです。



オプション商品は多種多様なので、

ここですべて説明することは出来ませんが、簡単に紹介します。

 


【賃貸のオプション商品(付帯費用)とは】

管理会社の「2次収入」です。

(大家・仲介業者が受領するものではありません)


必須の場合と、任意(外せる)場合があります。

 



いくつか商品の具体例をあげてみます。




オプション商品例①「抗菌施工代・消毒代」


「”専用の除菌消臭スプレー”を入居前の室内に撒く」
というオプションです。

入居者本人ではなく、不動産業者が代わりに撒きにいきます。


クリーニング代と混在して考えてしまう人がいますが、

クリーニングは前入居者の退去時に、「前入居者負担」で実施されています。

 

2018年の暮れに発生した

札幌の「アパマンショップ爆発事故」を覚えていますか?

その原因となったのがこの「抗菌施工」に使っていたスプレーです。

 

「店内で換気をせず、100本ほど在庫があるスプレー缶に穴をあけて処理をしている最中に

給湯器の電源が付いたことがきっかけで、爆発した」と証言されています。

 

ここで疑問が。


???なぜ、穴をあけて処理を???


とそう思った人は鋭いです。

 

この事故で、不動産業界の一つの闇が露わになりました。

 

あくまで筆者の予想ですがこの店舗は、

「顧客から料金だけ取って、実際はスプレーを撒きに行かず店舗で廃棄していた」

ということでしょう。


このスプレー、だいたい原価1個あたり「100~300円」程度。


しかも「ほとんど効果なし」と言われています。


それを「10,000円前後」で初期費用に付帯しているところが大半なのです。


しかも撒いてもいないって。。


呆れてものも言えませんね。

 

筆者は長く業界で働いていますが、自社では1本も販売したことはありません。

(管理会社が外してくれない場合は、顧客に事前説明していました)


普通は「任意」にしているところが多いですが

「必須」と言い張る業者がいたら、少し考え直してもいいかもしれません。


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オプション商品例②「虫駆除サービス(害虫駆除)」



「室内の害虫駆除」や「室内への害虫侵入防止」の為の薬品を

入居前に室内に散布してくれるサービス。



“業務用バルサン”みたいなものですね。


これも背景には、①と同じような闇があることを疑ったほうが無難です。


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オプション商品例③「緊急サポート費用(24時間サポート/安心サポートetc…)」

 

「鍵の紛失」「水漏れ」「電気・ガスのトラブル」など

日常のトラブルをサポートしてくれる商品です。



これは①②とは毛色が違います。



①②は前述のとおり「管理会社の収益」になります。


しかし③は外部委託なので、その「サービス提供元」の収益になります。

(当然、紹介料くらいはもらっていると思いますが)


また①②は、そのサービスを実施しなくても大きな支障はありません。


しかし「大家が個人で自主管理している物件」などは

24時間対応してくれる体制が用意されていないケースがほとんど。


このサービスに加入必須にしているケースは

このような状況の物件が多いですね。


(この③の中に、害虫駆除サービスが入っていることもありますので、要注意です)

 



オプション商品がある場合は


①必須かどうか聞く
②しっかりと費用や中身を確認する
③更新後(2年後以降)に外せるか


という手順で、確認するようにしましょう。

 

1-3.人気のない物件かもしれない



本来であれば「家賃1ヶ月分前後」、利益として取得できる更新料。



それを無料にするということは

その物件は「人気のない物件」かもしれません。



人気のない物件が敷金や礼金を下げるのと同じで

致し方なく、借りる側のメリットを増やしている可能性があります。



更新料なし物件を検討する際は

「その部屋がどのくらい空室か」
「何部屋くらい空きがあるか」

などを確認しておくようにしましょう。



しかし不人気だからといって、悪い物件とは限りませんから

履き違えないように気を付けてくださいね。

 

2.知らなきゃ損する”更新料の基礎知識”





更新料は決して安い費用ではありません。

むしろ家賃1ヶ月分というのは、高額ですよね。


その割には

「あまり良く分からないが、請求されたから払ってる」

という人も多いです。


知らぬ間に損をしてしまう可能性もありますので

支払う前に、しっかり基礎知識を知っておきましょう。

 

2-1.そもそも更新料ってなに?


まず前提ですが、賃貸契約はおおきく以下の2種類に分けられます。


①「普通賃貸借契約」

契約期間は、基本的に「2年間」。
2年ごとに任意で更新が可能

②「定期借家契約」
契約期間が定められており、更新は不可

 



大半の物件が①の普通賃貸借契約になります。

2年後、更新する際に必要になる費用が「更新料」になります。


②の場合は、更新不可なので更新料は発生しません。

 

2-2.更新料の相場は?


基本的に一都三県の相場は、「新賃料の1ヶ月分」となっています。

 


”新賃料”ってどういう意味?

– 賃料は、土地や建物の価格が変わったりした場合
  「増額」することもあれば「減額」することもあります

– 何かしらの理由で賃料が改定された場合
  その「改定後」の賃料を”新賃料”といいます

(地域によっては「無料~0.5ヶ月未満」という慣習のエリアもあるようです。)

 

この相場金額に法的根拠はなく、

業界内で自然に決まっていったものと言えるでしょう。



2-3.誰に支払うものなの?


これは「管理会社」でも「仲介業者」でもなく、【大家】の収益となります。


やり取りしている「仲介業者」や「管理会社」から請求されることが多いと思いますが

実際に取得しているのは大家になりますので、理解しておきましょう。



2-4.金額はどうやって決まるの?


相場はあくまで相場であり、


金額設定自体は「大家」に決定権があります。


決まりなく、自由に決めることができますが

悪目立ちの可能性が高いので、相場通り設定する大家が大半となっています。

 

2-5.絶対に払わなきゃダメなの?


実は更新料には“法的根拠”はありません。


しかし残念ながら、契約書に盛り込まれていることは大半なので

契約書上は”絶対に支払わなければならない費用”になります。


「更新手続きをするのは入居者ではなくオーナーではないの?

だったら入居者負担なのはおかしくない?」

そんな見解もあります。


しかし、契約条件に入ってしまっている以上は

支払わないと契約解除されてしまいますので、仕方がありません。

 

2-6.減額はしてもらえない?


気持ちは良く分かりますが、、減額交渉は難しいです。

少なくとも10年の営業経験には、更新料を交渉で減額出来たことはありませんでした。


家賃と違い、「更新料を減額してもらえないか」

質問する感覚自体が不動産業界に無いのです。

 

2-7.なぜ”更新料なし物件”があるの?


更新料なし物件がある理由は、

大きく以下の2つに分けられます。

  1. 入居付けしやすくする為
  2. 法律上、更新料を取得できない物件である為


①に関しては、あくまで見栄えの問題です。

これは更新料に限らず、敷金や礼金についても言えることですね。



「敷金1ヶ月・礼金1ヶ月・更新料1ヶ月」という物件より

【敷金・礼金・更新料が無料!】という物件のほうが、インパクトはありますよね。



②に関しては、「3.”更新料なし賃貸物件”の探し方」で詳しく触れていきます。

 

2-8.”更新料”と”更新事務手数料”の違い


「更新事務手数料」は更新料とは全くの別物です。


更新料にプラスしてかかってくる費用だと認識しましょう。

 


「更新事務手数料ってなに?」
    – 「契約更新のための事務手数料」とされている

「誰に支払う費用なの?」
    – 更新料→「オーナー」が受け取る
    – 更新事務手数料→「管理会社」が受け取る

「相場はいくらなの?」
    – 「0.25~0.5ヵ月分」が多い印象です

 

2-9.更新の流れ


更新の一般的な流れは以下のとおり。


  1. 契約期間満了の1~3ヶ月前に、大家(or管理会社)から、通知が届きます。
  2. その指示に従って、手続きをする



更新料は基本、「銀行振込」もしくは「家賃と一緒に口座引落」のいずれかになります。

しっかり更新月を忘れずに、把握しておくようにしましょう。


2-10.更新時の注意点


更新時には、

気を付けなければ損をしてしまう可能性のある、注意点があります。

【更新時の注意点まとめ】

注意点①【契約満了日から1日でも過ぎたら、更新料は発生する】


「解約するつもりだったのに、更新することになってしまった!」
ということの無いように、注意してください。

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注意点②【更新しない(解約する)場合は、「1ヶ月前予告」】

契約満了日の「1ヵ月前まで」に
「解約します」という旨を、書面でオーナーに提出する必要があります。


反対にいうと
「通知してから1ヵ月はかならず家賃が発生してしまう」ということです


その書面は「解約通知書」とか「解約届」という名前が一般的です。

– 契約時に契約書と一緒に渡されているか
– 管理会社に連絡して取り寄せるか


されていますので、確認しておきましょう。


この「解約予告期間」は、物件や地域慣習によって変わりますので

契約書の内容をしっかり確認するようにしましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

注意点③【”賃料の減額交渉”を狙う】


更新時は

「賃料の減額交渉」を入れれるタイミングでもあります。

ほとんどの契約書には
  「賃料が相応ではない場合、相談して増減できるからね~」
  みたいな内容が入ってます

しがって次のいずれか手順で相応かどうか確認しましょう

①賃貸のポータルサイトで
      同じ物件の別号室(なるべく同じ条件のお部屋)の賃料を確認する

    – ②オーナー(or管理会社)にシンプルに交渉する
        – 「あと●年住む予定なので~なんとかお願いできませんか~?」
みたいな感じで聞くのが良いかもしれません

そう簡単ではありませんが、聞いてみる価値はあります。

反対に増額を求められる場合もあります。

その場合は、しっかり正当な裏付けがあるか確認をするようにしましょう

 

 

 

2-11.更新料以外にかかる費用

 

更新料時には、

「更新料以外にかかる費用」があります。


更新料だけでも大きな金額がかかりますので

その他費用もしっかり把握しておくようにしましょうね。

 

 


【更新時、更新料以外にかかる費用】

主に2つかかる費用があります

①火災保険料

    – 賃貸契約と同一の「2年」を契約期間として契約していることが大半

    – なので「更新」ではなく『再度2年間の契約をする』という認識が正しいです

    – 相場は「2年/15,000~25,000円」

    – このタイミングで「もっと安い火災保険に変更する」
      という手段が取れるケースもあるようですが

        – 補償内容についてオーナーの了承を得る必要がありますので
          管理会社を通して確認するようにしましょう

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

– ②保証会社更新料

    – 大きく2つに分かれます

①毎月の保証料に組み込まれており、更新料は発生しないパターン
②1年ごとに更新料が発生するパターン(相場は1万円)

つまり、賃貸の更新料以外に「約35,000円程度」費用がかかる可能性があります

 

 


3.”更新料なし賃貸物件”のメリット




ここまで、デメリットを記載してきましたが

“更新料無し賃貸物件”には、当然メリットもあります。



更新料がかからないので「費用が浮く」というのはメリットがあるのは当然。



しかし、明確に分かっていないと

せっかくのそのメリットを享受できない可能性も



デメリットと併せて、しっかり把握しておくようにしましょう。



※話がややこしくなってしまう為、

この章では「デメリット1-1.家賃が割高に設定されているかもしれない」で説明した

”家賃への上乗せ”はされていないことを前提として、進めていきます。


3-1.長く住むほどお得になる


更新料のない物件は、長く住むほどお得になります。


(例)家賃10万円・更新料なしの場合

2年以上住めば・・・10万円の節約!

4年以上住めば・・・20万円の節約!!

6年以上住めば・・・30万円の節約!!!





 

 


つまり当初から、ある程度長い期間住むことが決まっている人にとっては

メリットが大きい物件になります。

 

3-2.総支出がかなり抑えられる


「更新料払うのがもったいないから、引っ越すか」

と考え、更新のタイミングにお引越しをされる方はとても多いです。



しかし引っ越すとなると、「敷金」「礼金」「仲介手数料」など…

更新料の金額を、余裕で上回る費用がかかってきます。



更新料なし物件であれば、そのような事態にはならないので

結果的に長期間で見た時に、とても大きい金額を節約できることになるでしょう。

 

3-3.更新の際、ストレスが無い


更新の際、

「更新料もったいないから引っ越すか…」
「いや、でも引っ越したら初期費用がかかるしな…」
「この物件、結構気に入ってるし…」
「でも、他に良い物件があるかもしれないから少し探してみるか…」

などなど…



このように悩むことは、意外とストレスです。



更新料なし物件であれば

更新時のこのような悩みにぶつかることなく、精神的な負担を軽減できることは確かですね。


 

4.”更新料なし賃貸物件”の探し方




これまで記載のとおり、

“更新料なし物件”にはメリットもデメリットもあります。



「すべて分かったうえで、私は”更新料なし物件”を狙う!」



そう決めた人向けに、探し方をご紹介していきます。

 

4-1.”更新料なし賃貸物件”の種類


そもそも

“更新料なし賃貸物件”には、どのような種類があるのでしょうか。


大まかには以下のとおり。


【”更新料なし賃貸物件”の種類】

①いい部屋ネットの大東建託

②公的賃貸住宅

③ 住宅金融公庫物件

④ 定期借家契約

⑤短期契約

⑥ビレッジハウス

⑦その他(オーナーの意向)

 

 

それぞれの概要探し方を順番に説明していきますね!



①「いい部屋ネット」の大東建託

※2021年8月1日より、更新事務手数料が(0円→11,000円(税込み))に改定される予定となりました。


「いい部屋ネットの大東建託♪」というテレビCMでおなじみ。


日本(実は世界) )で一位の物件管理戸数を誇る大東建託の物件はなんと、

全国すべての物件が 【更新料無料】なんです。



『グレードの高い高級マンション』のような物件ではありませんが

単身向けからファミリー向けまで幅広く用意があり、物件数自体が非常に多いので

更新料なし物件のなかでは最も狙いやすい物件になります。


更新料なしを狙うのであれば、まず初めにチェックすべき物件になります。


【探し方】以下、「大東建託 賃貸検索TOP」から検索可能

いい部屋ネット

賃貸(賃貸アパート・賃貸マンション・賃貸一戸建て)のお部屋探し・物件探しなら【いい部屋ネット】。全国の賃貸情報の中から、…



②公的賃貸住宅


公的賃貸住宅とは簡単にいうと

“国が管理・運営している賃貸住宅”のこと。



入居には一定の資格が必要になりますが、どの住宅も更新料はありません。

 

 
マーブル
「入居資格については、各HPからご確認ください」



公的賃貸住宅は、大きく以下の8種類に分類できます。


 
ミルク
「別に覚える必要は無いので、安心してね!」

 

 

【公的賃貸住宅のまとめ】

②-1.UR物件

「URであーる♪」というテレビCMでおなじみ。

国交省所管のUR都市機構が管理する賃貸住宅で、全国に約71万戸ある。

最大の特徴は「敷金・礼金・仲介手数料・更新料が無料、保証人・保証会社も不要」ということ。

近年は古い「団地」のイメージを一新してきており、
タワーマンションやリノベーションされ新築さながらの物件など

年々人気が増している。ファミリー向け物件が大半。

【探し方】以下、「UR賃貸住宅 検索TOP」から検索可能

UR賃貸住宅

UR賃貸住宅は礼金ナシ・仲介手数料ナシ・更新料ナシ・保証人ナシ。一人暮らしの方も子育てファミリーも、都心から郊外まで豊富…


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②-2.公社賃貸住宅

地方自治体が出資して設立した「地方住宅供給公社」が建設、運営している賃貸住宅。
URとの違いは運営母体が違うことだけ。
埼玉県であれば「埼玉県住宅供給公社」が供給している。

【探し方】以下、「埼玉県住宅供給公社 特優賃・公社賃貸検索TOP」から検索可能


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②-3.特定優良賃貸住宅(特優賃)

「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律」に基づき、
土地オーナーが国からの資金を利用して建設された住宅のこと。

主に中堅所得ファミリー層向けで、世帯の所得額に応じて家賃が補助が増減する。

東京都でよく出てくる「都民住宅」のこと。

補助の期限は20年までと決められていたことから、現在では補助が出る物件がほぼない。

【探し方】以下、「埼玉県住宅供給公社 特優賃・公社賃貸 検索TOP」から検索可能

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②-4.公営住宅(県営住宅)

地方自治体が運営している、低所得者層を対象とした住宅のこと。

埼玉県であれば「埼玉県営住宅」と呼ばれる。

【探し方】以下、「埼玉県営住宅 検索TOP」から検索可能

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②-5.特定公共賃貸住宅

公社に問い合わせたが、定義があいまい。
主に特優賃と同義で扱われるとのこと。

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②-6.高齢者向け優良賃貸住宅
②-7.ケア付き高齢者住宅(介護付き高齢者向け住宅)
②-8.サービス付き高齢者向け住宅

高齢者向けに供給されている住宅。

それぞれ入居可能基準や、内容も異なってくる。

しかし全国合計で5,000戸程度しかない。

【探し方】以下、「埼玉県住宅供給公社 高齢者向け優良賃貸住宅 検索TOP」から検索可能

 

 

 
マーブル
「この中では特に、②-1.URを狙うのが現実的だと思う」

 

 
ミルク
「最近は内装や設備もおしゃれになってきてるみたい!」

 

③ 住宅金融公庫物件



 「住宅金融公庫」から融資を受けて、建設・購入された物件のこと。(これも覚えなくていいです)

(2007年(平19)4月1日に独立行政法人住宅金融支援機構に生まれ変わっている)


当時は国の政策に沿って、民間金融機関よりも有利な条件で融資を受けることが出来ました。


その代わりに、賃貸契約において以下のような制限が設けられているのです。

  • 礼金/更新料の受領は禁止
  • 敷金は家賃の3ヵ月まで
  • 退去時に入居者にとって、不当な負担となる条件は禁止 等々


※支援機構に変わってからは、上記のような制限はなく
国交省推奨の「賃貸住宅標準契約書」「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をお勧めする、
という内容になっています。



【探し方】

公庫物件は専門の検索サイトはありませんので

スーモやホームズなどの「賃貸検索ポータルサイト」で、

更新料なしで検索条件を絞って探してみましょう。


スーモ 検索TOP

【SUUMO(スーモ)】不動産・住宅に関する総合情報サイトです。全国の賃貸情報からマンション・一戸建て・土地などの不動産…



ホームズ 検索TOP
不動産・賃貸・住宅情報(マンション・一戸建て)ならLIFULL HOME'S【ライフルホームズ】

日本最大級の不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S(ライフルホームズ)。賃貸物件も売買物件もお好みの条件であな…



 

 

④ 定期借家契約


前述のとおり、賃貸契約は大きく下記2種類に分けられます。


「普通借家契約」

契約期間は2年で、任意で契約の更新が可能。一般的にはこちら。

「定期借家契約」
契約期間が決められている契約。更新は不可。



海外赴任中だけ自宅を賃貸に出す「転勤留守宅」などの場合、

この「定期借家契約」を適用することが多いです。



原則は中途解約不可ですが、生活の拠点として使用し続けることが困難となった場合など

やむを得ない正当な理由があった場合は解約の申し入れが可能となります。


当然ですが更新ができないので、更新料はかからない物件の一つとなります。

 

【探し方】

ホームズで「定期借家物件特集」というのが組まれていたので、

ここから探してみて下さい。

ホームズ 定期借家物件特集 TOP

賃貸「定期借家物件」を検索。【LIFULL HOME'S/ライフルホームズ】なら日本最大級の豊富な賃貸物件から「定期借家…


 

⑤短期契約


賃貸で短期契約できる物件には、大きく下記の4種類があります。



【賃貸の短期契約物件まとめ】

①ウィークリー物件
週単位で契約できる物件のこと

②マンスリー物件
月単位で契約できる物件のこと

③シェアハウス
それぞれのプライベートな個室がありながら、
リビング・キッチン・トイレなどの部屋や設備を共有する物件のこと

④民泊
一般民家の営む、簡易な宿泊施設
オリンピックの機運が盛り上がっていたとき、宿泊施設不足解消のため話題になった。

 

 


【探し方】

①ウィークリー物件

ウィークリーマンションドットコム 検索TOP

ウィークリーマンションの物件を住所や沿線から検索!<料金・値段>や<ペット可・2人・ファミリー・即日>の条件も対応!<格…


②マンスリー物件

グッドマンスリー 検索TOP

¥¦¥£¡¼¥¯¥ê¡¼¡¦¥Þ¥ó¥¹¥ê¡¼¥Þ¥ó¥·¥ç¥ó¤ò¸¡º÷¡¦Èæ³Ó¤¹¤ë¤Ê¤é¥°¥Ã¥É…

③シェアハウス

シェアーズ

Shares(シェアーズ)

東京・横浜をはじめとした首都圏から、大阪など全国のシェアハウスを600件掲載中です!自分に合うシェアハウス探しをサポート…

④民泊

「Airnbnb(エアービーアンドビー)検索TOP」

ロケーションに「埼玉県」と入力 →検索

Airbnb

どんな旅行にもぴったりの宿泊先が見つかるAirbnb → 700万件のバケーションレンタル → 200万件のゲストチョイ…

 



 

⑥ビレッジハウス


ビレッジハウスという不動産会社は

「敷金・礼金・仲介手数料・更新料が無料」というウリで展開しています。


物件数は全国で約1,000件、埼玉県だと20件(2021/7/14現在)と

あまり多くはありませんが、条件と合えばお得な物件かと思います。


 


【探し方】

ビレッジハウス 検索TOP
VillageHouse.jp

敷金なし✔️更新料なし✔️礼金なし✔️仲介手数料無料の賃貸おすすめサイト!お仕事や進学の関係でお引越しをお考えですか?ワ…


 

⑦その他


その他、単純に大家の意向で「更新料なし」に設定されている物件です。

 
前述のとおり、その分賃料が割高になっている可能性がありますのでご注意を。


 


【探し方】

これもシンプルにポータルサイトから検索をかけるほかありません。

以下からどうぞ。


スーモ 検索TOP

【SUUMO(スーモ)】不動産・住宅に関する総合情報サイトです。全国の賃貸情報からマンション・一戸建て・土地などの不動産…

ホームズ 検索TOP

不動産・賃貸・住宅情報(マンション・一戸建て)ならLIFULL HOME'S【ライフルホームズ】

日本最大級の不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S(ライフルホームズ)。賃貸物件も売買物件もお好みの条件であな…



尚、一般ポータルサイトには”おとり物件”がたくさんありますので、要注意


タマドメ。ではLINE登録特典として、「完全無料のおとり物件調査」を行っておりますので

うまく活用しながら、探してみて下さい。

 


5.”更新”か”引越し”か




更新のタイミングには「引越しするかどうか」に、悩む人も多いと思います。

そんな人の為に、更新と引越しに関してそれぞれのメリットを比較してみましょう。


5-1.”更新すること”のメリット


更新することのメリットは、以下のとおり3つあります。



【”更新すること”の3つのメリット】

①「引越すよりも、手間もコストもかからない」

いくら「初期費用の安い物件へ引越せばいい!」と意気込んでも
更新費用と比較すれば、引越しにかかる費用のほうが大きいことが大半です。

また、物件探しへの時間や労力を費やさなくていいことは
更新することのメリットといえます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

②「生活環境の変化という、ストレスがかからない」

どんなに良い物件に引越すことが出来たとしても、
生活環境の変化は人間にとってストレスになることは間違いありません。

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③「賃料を減額できるかもしれない」

更新時は、条件交渉できる最大のチャンスです。

・同じ物件で空き部屋がないか
・空き部屋の家賃はいくらに設定されているか

をポータルサイトで確認してみてください。

まったく同じ間取りでも、家賃に差が出ることはよくありますので
もし見合っていなければ家賃交渉をしてみましょう!

また長く住めば住むほど、交渉成功の可能性が年々高まりますよ。

 

 

5-2.”引越しすること”のメリット



引越しすることのメリットは、以下のとおりこの1つに尽きます。



【”引越しすること”のメリット】

「現在の住まいの不満足な点を改善できる」

引越しすることのメリットはこの点に尽きると思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例えば

前提:今の物件に満足していない
(通勤距離・騒音問題・家賃など)



(家賃除く)更新料は8万円である



(敷金礼金無し/仲介手数料0~0.5ヵ月など)初期費用の安い物件に引越す



(家賃除く)かかる費用が10~15万で済む

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上のような状況だとしたら、いかがでしょうか。

 ・満足していない物件にあと2年住むのか

・プラス5~10万前後の費用で、満足いく物件に引越すのか


考え方によっては更新料は、完全にムダな費用と捉え、対策することもできるんです。

 

6.賃貸の更新料について|まとめ


 

さて、いかがでしたか?

賃貸の「更新料の基礎知識」「更新料なし物件の探し方」について

お分かりいただけたのではないでしょうか。


ぜひ、あなたの部屋探しにお役立てくださいね!

 

7.部屋探しを確実に成功させるツール紹介


賃貸物件探しの不安を取り除き、成功する確率をグンと上げる

筆者おすすめのツールを紹介します。

7-1.”内見”を成功に導くツール!

 

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部屋探しが成功するかどうかは、内見に行く前の調査・準備の段階でほぼすべてが決まってしまいます。


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内見チェックシートは、下記のような内見の際に確認が必要なあらゆる項目をシートにまとめたツールです。

  • 物件のお問合せ時に注意すべきこと
  • 内見に行く前に事前準備として必ず行うべきこと
  • 物件に向かう途中の確認すべきこと
  • 物件に入る前に確認すべきこと
  • 室内で確認すべきこと
  • 解散する前にするべき、最も重要なたった一つの質問




このチェックシートを手元に用意するだけで内見時の不安を取り除くことができ

良い物件を掴める可能性を格段に向上させることができます。



賃貸仲介歴10年・契約実績1000件越えの筆者がプロとして使用している自作ツールです。

(一般の方にも使えるように、解説を追加し作成してあります。)


長年の経験と知識を詰め込んだ自信作。1度購入すればずっと使うことができます。


下記から1,000円で購入できますので、ぜひご活用ください。

ココナラ

あなたは内見の事前準備をしてますか?実はあなたのお部屋探しが成功するかどうか?満足できる物件を見つけられるかどうか?は内…




7-2.お悩み相談&コンサルティング実施中!



  • 初めての部屋探しでとても不安だ…
  • 分からないことがたくさんある…
  • 不動産業者が怖い…
  • 嘘をつかれてしまわないかな…
  • 部屋探しの方向性が決まらない…
  • 不動産業者ではない知識人に相談したい…
  • 信頼出来る不動産業者を紹介して欲しい…

……などで不安を感じたり、悩んでいる方は、ぜひ私マーブルにご相談ください。


チャットにて、お悩み相談コンサルティングを受けつけています。



有料にはなりますが、悩んで立ち止まっていたり、

間違った方法を続けていても時間と手間のムダになりますので、ぜひ一度ご相談ください。

以下からお申し込みいただけます。




 

7-3.素人には見抜けない『おとり物件』を無料調査します!




 
マーブル
「おとり物件」って聞いたことない?

 

 
ミルク
あるある!でもどういう意味なの?




一般の方向けの「賃貸検索ポータルサイト」には、


「現実にはすでに募集が終了している物件」の掲載がされ続けているケースが数多くあります。



それが「おとり物件」と呼ばれるものです。



まずはじめに…

おとり物件は素人には見抜けません。


おとり物件かどうかを調査をするには、

協会に登録している不動産業者しか見れないデータベースにアクセスする必要があるからです。


これを前提として、以下の話を聞いてもらえればと思います。


おとり物件ではなく、単純に情報更新が追い付かず結果的にそのような状況になってしまっている物件もあります。


しかし残念ながら、悪質な業者が多いのが実態です。(もちろん優良な業者もいますが…)


例えば、そのような悪質業者は


「”わざと”優良物件の情報を載せたままにして、お客からの反響を取る」


という手口を取っています。


問い合わせたお客には


「はい。まだ募集中ですよ。内見もできます。いつ来れますか?」

というような返答をします。


そしてお客は「その物件だけ内見したい」と伝えているのに

なぜか当日は、なかば無理やりお店に寄るように指示をされます。


いざ行ってみると「あ~、その物件、さっき別の人で申込が入っちゃったんですよね~」

のようにテキトーな説明をされ、希望に適わないまったく別の物件を紹介される。


そして強引にその中から選ばされ、断り切れず申込をしてしまう…。



そんなことがざらにあるのです。


とくに「賃貸さがしに慣れていない初心者の方」が、このような手口に引っかかってしまんですね。



正直どんなに時間をかけて物件を調べていても、この詐欺にあってしまったら

あなたのかけた努力も時間も水の泡です。


読者のみなさんがそのような目に合わないよう、

「実際に募集中の物件なのかどうか」を、業者専用サイトを使い調査するのが 【おとり物件調査】 です。



完全無料なので少しでも不安な方は、ぜひご活用ください。


↓依頼は3ステップで超簡単↓


「おとり物件調査依頼の手順」

LINE友だち登録をする

②メニューから「おとり物件調査」をタップ

③LINEで調査希望物件のポータルサイトURLを送信

 

 

7-4.絶対失敗したくない。『物件セカンドオピニオン』受付中!



「候補物件は決まった。でも本当にこの物件でいいのかな?」

「友人や知り合いに不動産屋がいれば相談できるのにな…」



そんな風に思ったことはありませんか?


何故なら、不動産業者に相談しても

「この物件について本当の気持ちや意見を教えてくれるかどうかは、正直なところ分からない

というのが、お客側の気持ちだと思います。


そもそも業者側からすると「おいしい物件とおいしくない物件」というのがあります。


「おいしい物件」というのは物件を決めた際、家主から”ボーナス”のようなかたちでお金がもらえるのです。


つまり、その”ボーナス”をもらえない物件は「おいしくない物件」ということになります。


もうお分かりですね?



そうです。業者は「おいしい物件で決めたい!」と思っているのです。


その背景のなか、「親切に」「本音で」アドバイスをしてくれる業者は

果たしてどの程度いるのでしょうか。


もちろん、信念を持ってやっている優良な業者もいますが、残念ながら多くはいないです。


しかしそれはビジネスですので、仕方ありません。「利害関係者」だから当然です。


でも私は違います。

直接的な利害関係者ではないのです。


あなたがどの物件で決めても、はたまた決めなくても一切利益に影響は無いので

親切に・本音で、アドバイスをすることが出来ます。


あなたの候補物件が「本当に決めてもいい物件かどうか」



それをセカンドオピニオンとしてアドバイスさせていただくのが

プロによる「物件セカンドオピニオン」です。


候補物件がすでにある方向けのサービスになります。

安心して物件を申込できるよう、是非ともご活用くださいね。



↓依頼は3ステップで超簡単↓


「セカンドオピニオン調査依頼の手順」

LINE友だち登録をする

②メニューから「セカンドオピニオンはこちら」をタップ

③案内にしたがってLINEで情報を返信

 

 

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